2016年製作。インドネシア映画『空を飛ぶ盲目の豚』の検閲の顛末を描く。
本作のプロデューサーは『空を飛ぶ盲目の豚』のプロデューサーでもある。『空を飛ぶ盲目の豚』は性的、人種的マイノリティを作中に登場させたため青春映画でありながら、一般劇場公開が不可能になっってしまった。プロデューサー、監督はインドネシアの検閲局と交渉いていく内に検閲局と検閲制度の利権の存在に気づいていく...
インドネシアの娯楽映画シーンも分かる非常に興味深い内容なのだが、肝心の『空を飛ぶ盲目の豚』がどういう話だかさっぱり分からないので製作者側の問題提起にいまいち感情移入できない。何度も劇中に映像は出てくるんだけどね。だからこそ、『空を飛ぶ盲目の豚』とセットで公開すべきだと思うのである。面白そうなんだよね。