すごく分かりやすくストレートにアートに昇華しているすごい作品だ❕
…と思うのに美術館でのエンドレス上映なので何人も何人も見送る。みんなが飽きるところ、分かんねえって言って帰るところを心の中で見送り続ける。「段階」を描いているところで皆帰ってしまうのだと思った。会話させてもらえない。強制的に箱に入る映画館ってやっぱ会話なのだなあと思う。
内容は、肉屋を営む女性がだんだんと売っている肉かのように扱われ、搾取され蝕まれていく心が痛いほどにわかる。最後は海に還り、冒頭に戻る。
何も変わらないのかもしれないけれど、ラストシーンの海底から見上げた世界の美しさは、あるよなと信じたい