ネリー・アルカン 愛と孤独の淵での作品情報・感想・評価

ネリー・アルカン 愛と孤独の淵で2016年製作の映画)

Nelly

上映日:2017年10月21日

製作国:

上映時間:99分

3.3

あらすじ

「ネリー・アルカン 愛と孤独の淵で」に投稿された感想・評価

単に時系列がバラバラになっているだけではないとわかった時、混乱。明確な真実が見えないまま終わってしまった感じがずるい。
 カナダのケベックという場所は英語圏のカナダにあって、日常的にフランス語を話す特異な地域であることは学校で習った記憶がある。また、世界最古の職業は売春婦だということも習った。

 この作品は自意識が認識する自己と現実に物理的に存在する自己との乖離が大きくなった場合、人間がどのように振る舞うかの一例を紹介している。作家で娼婦であるという生き方は、知的な思考実験と本能的な欲求の発露という両極端の場面に順不同に直面することだ。ストレスの大きさは計り知れない。
 人間には自意識があるから、自分が認識する自己と実存としての自己との乖離は多かれ少なかれ誰にでも存在する。自覚している人もいれば、無自覚な人もいる。どちらが生きやすいかと言えば、当然無自覚な人である。
 俺は、俺だという時の主辞と賓辞の間に横たわる深い溝については、埴谷雄高が小説『死霊』の中で詳しく述べている。所謂、自己同一性障害である。非常に哲学的なテーマだ。
 本作品は、埴谷雄高が小説の中で主に会話によって表現したのと同じような思考実験を、飲んで食べて性交する主人公の即物的な行動によって表現した稀有な映画である。場面は時制を超えてあちらこちらに飛び回る。必死についていきながら観客が理解するのは、ストーリーではなく主人公の心の闇だ。
糸くず

糸くずの感想・評価

3.6
時系列と虚実が錯綜するモザイクのような映画でありながら、散りばめられた断片が明確なイメージを結ぶことはなく、どこかまとまりきらないまま終わってしまった印象。

「からだとこころはわけられない。私は私であることから逃げられない」ということへの絶望が基調なのかな?
takame

takameの感想・評価

3.1
この手の場面が切り替わる作りはついていけないと改めて思った。
淡々と流れていて特に感情移入もできなかったので、この評価。
FRAN

FRANの感想・評価

2.5
予告が気になっての今年劇場1本目でしたが、行きつ戻りつ、現実と小説内のストーリーにはいりこめなくて、ちょっと合わないかなの鑑賞後感。彼女の小説好きか予習ありで観たらもっと楽しめたかなと。
Yumi

Yumiの感想・評価

2.5
期待値が高かっただけに残念。
こういうことがあって、こういうことがあって、という説明的なシーンばかりで、彼女の内面に全く近づけなかった感。
やはり、彼女のことを知るには、彼女の著作を読むのが1番ということでしょうか。
本人の過去、現在、著作内容が入り乱れるので、混乱する人もいるかも。私は著作を読んでいなかったので、途中まで過去と現在なのかと思ってしまった。
でもなぜか男性がマチューばかり、女性がスザンヌばかりだったりで気付くことが出来た。
なんと言っても著作を読んでいないので、才能あるのだろうなという前提で話を受け入れるしかない。
おこがましいけど寂しい人、寂しい人生だなと思う。評価軸が自分ではなく、他人にあるから。
自分がどうしたいか、ではなく、他者から自分がどう見えるかが気になってしょうがない。自己承認欲みたいなものかと。本を書くことで自分のしたいことがわかるけれど、やはり批評が気になる。美しいのに更なる美、賞賛を求める。終わりがないので、自殺もむべなるかな。
聡明であっても抜け出せないものなんだな。
何故こうなったか、理由などないのかもしれないけれど、子供時代をもう少し見たかった。
初めて本編中に退出してしまった…。
“NOCTURNAL ANIMALS”の呪縛から逃れられないのか…陳腐で平板なショットの連続に耐えられない。

何よりも主人公の女優が全く美しくない…ファーストカットでニューハーフに見紛うほど。チラシの情報のみで見たので、本作の宣伝担当にしてやられた。チラシの写真は大きなサングラスで顔が隠れているし、アゴが上がっているので分からなかった。こんなにも顔もアゴも長いとは…。
「キレイだよ、シンシア」的な台詞が多々あるのだが、その返しの台詞が、まんざらでもない顔で「ありがとう」って…ウソでしょ⁉説得力ねぇよ。ベッドシーンも中途半端だし、そこは頑張りなさいよ‼

“NOCTURNAL ANIMALS”では映画の中で読んでる小説が実際に映画の中で映像化されてるわけだけど、本作も似たような構造をもち、映画の中で書いている小説が実際に映像化されているのだけど、2つの差が…尋常でない。

全くオススメできません。
Lily

Lilyの感想・評価

3.5
ネリーのデビュー作を読んでから観たからなんとなくわかったけど、何も知らずに観たら意味不明だと思う!笑
いろんな時代に話が飛んでいくから、今なんのシーンなの?ってなる。

あとネリーの強烈な幼少期がほとんどなかったからどうしてあそこまで屈折してるかも意味不明だと思うし!

けど、愛されたかったのよねネリーは。
必要としてくれる人なんてたくさんいるのに…。
翻訳がもっと出たらいいのに。


主役の子、スタイルは抜群だったけど、角度によってはサラジェシカパーカーに見えるからやたら気が散ったわww
難しい、
ただただ胸が痛かった
たぶんたくさん人格があったんだろうな〜って解釈してるんだけど
本当のところはどうだかわからない
予習は大事かも。復習もしたい。ので本を読む。
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