娯楽の極み

バトル・ロワイアルⅡ【特別篇】REVENGEの娯楽の極みのネタバレレビュー・内容・結末

2.3

このレビューはネタバレを含みます

話題作の続編なんてのはこんなもんでしょうね。シリーズ通して面白い、というのが稀有な例ってだけで。これも懐かしさで、Amazonプライムで久方ぶりに鑑賞。

前作は子供減らしのための国策に巻き込まれた子供たちの話。今作は子供減らしを生き残って全国指名手配された男が、レジスタンスを立ち上げて国に反旗を翻したことで、国が同じ年代の若者を使ってそれを鎮圧しようと画策した物語。

背景を考えていくと、前作は少年少女が増えて全国的に暴徒化、大人が手をつけられなくなったので、口減らしのためにBR法を作った。口減らしをしていたはずなのにレジスタンスを鎮圧するのにまた子供を使うということは、前作の子供減らしは必ずしも成功したとはいえず、相変わらず世間では若い世代が覇権を握っているということなんでしょう。レジスタンスを潰す目的、子供減らしを継続する目的で一挙両得なBRⅡ法が施行されたというわけ。

でもこのBRⅡ法、とんでもないポンコツシステムで各々の生徒についている首輪、出席番号順の男女ペアが生存しているか、50メートル圏内に相方が居ないと爆発する。

出席番号男子1番と女子1番の生徒はペアを組まされ、共同作戦を余儀なくされる。50メートル離れればお互いの首輪が爆発するし、どっちかが死んでも、首輪が反応して相方は死ぬ。レジスタンス潰したいのに、わざわざ兵士を倍速で死なせてどうすんねんと。

前作の首輪の存在が絶望感を増してたので今回も登場してるんだろうけど、事ここに至っては爆発するリスクしかないので国側にとっても負の材料じゃないのかな。言うこと聞かせるためと盗聴のためには必要か。

最終的には、レジスタンスと合流するよくある展開なんだけど、竹内力のラストが訳わからなすぎて印象的。

竹内力は好きだから許した。