舞台挨拶付き完成披露試写会にて鑑賞。
世間を震撼させた『神戸連続児童殺傷事件』の少年Aをベースに作っているのでなかなか重いお話です。
出てくる主要な登場人物それぞれの心に傷や闇があり、別々の話になってはいるのですが、絶妙に人間関係が重なって描かれていて面白い脚本だと思いました。
それぞれがどんな傷や闇があるのかは映画を観てからのお楽しみということで、ここでは詳しく書くのは省きます。
ただ、少年A（鈴木）以外はちょっとしたことで誰にでもありそうな出来事でありそうな気がして怖くもあり、また希望の光も少し見えた気がしました。
結局は逃げずに向き合うしかないのかな。
瑛太さんの演技力が凄いので、それを観るだけでも観る価値はありです。主役の生田斗真さんも演技力はあるのですが、抱えている心の傷から少し抑えめな演技なので、ぶっ飛んでいる瑛太さんの演技の方に眼がいってしまいました笑
なんとなく悩みを抱えて暮らしている現代の日本人に見てほしい秀作。
賛否割れそうな題材ですが私は好きです。
余談ですが、舞台挨拶で夏帆さんの演技指導を監督自らが目の前で演技して演出したあるシーンがあるそうなのでコメント覧にネタバレで書いておきますね笑 シリアスなシーンなのに見ながらちょっと笑ってしまった（笑）なので映画を観てから読んで下さい。
