ラムニード

友罪のラムニードのネタバレレビュー・内容・結末

友罪(2017年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

期待はずれだった…。今年の映画の中でもかなり楽しみにしていた映画でキャストも内容も楽しみだったのでちょっと残念すぎる…。原作を先に読んでいたので流れや人物は頭に入っていたけどこの映画はかなり設定を変えててそれが全くいい方向にいっていない!佐藤浩市が主役じゃないんだよ!もっと増田と鈴木に焦点当ててくれよ!全然深みが出てないよ!と思ってしまった。言いたいことは山ほどあるけど1番許せなかった改変は学のお母さんが病気設定と引っ越した設定。原作の学を忘れさせないために街に残り続けるというところがかなり好きだったのでなんであっさりセリフですぐに引っ越したとか言っちゃうのかなぁ。もっと孤独感出してほしかった。
全然関係ないけどいろんな話が同時に進んでいくという流れでは怒りと似ているけど、怒りはそれぞれ深みがあって一貫性があった。だけど友罪は過去の罪とどう向き合うかっていうところがいまいち繋がらなかったなぁ。あと2人の関係性と増田の苦悩がもっとほしかった。キャストの熱演は最高でした。特に瑛太の喋り方、佇まいすごかった。映画消化不良の人は原作読んでみてほしい。