たびー

友罪のたびーのレビュー・感想・評価

友罪(2017年製作の映画)
4.0
自分の友達がもし過去に異常な殺人を犯していたとしたら...考えている間にも我が子を殺された被害者の両親の救いようのない絶望感、我が子が人を殺してしまった父親の償いきれない苦しみ、あくまでも第三者として犯罪者を糾弾しようとするマスコミ...と様々な方向からの思いに心を揺さぶられる。
過去の自責の念に苦しみながら、鈴木との出会いによって否が応にもその罪と向き合わざるを得なくなる益田を演じる生田斗真さんの感情の波にぐいぐいのみ込まれる。そして対照的にまるで罪を犯した14歳の時のまま心を止めてしまっているかのような感情にフタをした瑛太さん演じる鈴木がゾクッとするくらい怖くて悲しい。
いくら考えても正解の見つからない、本当に救いがあるのかどうかもわからない問いかけに翻弄されながらも登場人物の“これから”を想わずにはいられない、そんな作品でした。