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友罪の猫のレビュー・感想・評価

友罪(2017年製作の映画)
3.3
瑛太の演技にかかっていたのかなぁ、と。
特に最後のシーン。
難しい問題です。
観て、受け止めて、考えるしかない。

主とされる罪の話だけでなく
他の色んな話が組み込まれていて
結構見応えはありましたが
逆にそれ故、詰め込み過ぎて
上っ面だけになっちゃった感も無くはないです……
夏帆の話は余りに唐突だし
富田靖子さん親子の話も蛇足のような気がするし
佐藤浩市さん親子の話については
過剰と安易を感じました。
生田くんの話は主の話の一部なんだろうけれど
私には
彼の苦悩が今一つ理解できなかった。
だって死に際に、あんなこと言おうとするなんて…
ダメでしょ、ただの自己満足だよ

どうやって終わるのだろう?
どう結論づけるのだろう…とドキドキしながら観ていました。

結局
答えなんてないんですね。
それぞれがそれぞれの立場で考え、生きていくしかない…

瑛太の台詞が切なかったです。
彼自身、どうしたらいいか判らず&ずっと考えながら生き続けることが
彼の贖罪なのかもしれない。

 2018.5.26 TOHO シネマズ名古屋ベイシティにて鑑賞
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