のnきち

友罪ののnきちのレビュー・感想・評価

友罪(2017年製作の映画)
3.8
2018年鑑賞no.75(劇場鑑賞no.60)
tohoシネマズ新宿 スクリーン8 E-5
(ドンピシャ、良い目線)

原作未読。

完全に酒鬼薔薇聖斗事件をモチーフにした作品かと思いきや、それだけではなかった。

重たくて、深い、色んなことを考えさせられる。

事件にしろ、事故にしろ、
被害者にも家族や親しい人たちがいるわけで、
加害者も同じことが言える。

罪を償うこととは何なのか。。
被害者のことを一生考えて、自分の幸せを感じてはいけないことなのか。

被害者や被害者家族の立場だったら、加害者が幸せに暮らしていることを想像するだけで憎悪の気持ちが溢れるのは自然だと思う。

一方で、加害者やその家族は幸せになってはいけないのか。。。
難しい問題だと思った。

大切な人が殺人犯だと知ったら。。。
全く想像がつかなかった。
というよりも想像したくなかった。

役者の演技が素晴らしく、
特に瑛太と夏帆が良かった!
瑛太は何を考えてるかわかんない感じの役がハマるんだという気づき。

夏帆の幸薄い女子が合ってるなぁ。
そんな夏帆が好きだ。

後味の良くない作品だったけど、罪と罰について改めて考えさせられる作品だった。
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