東日本大震災から6年目を迎える 宮城県、岩手県、福島県で前を向いて生きる人々のドキュメンタリー。
私が1番胸がギュッとなって苦しかったエピソード。
震災後にひとりでお米を作り続けた農家の男性。
作っても食べてはいけないことが法律で決まっており、いくら出来が良くても
放射性物質が検出されなかったとしても
全て処分しなければならない。
震災後、牛を殺処分か餓死させなければならないのに、6年間餌を与え続けている男性。
彼らの話を聞くとやるせなくて辛くて胸が張り裂けそうになった。
みんな震災時も震災後もとても苦しんでいる。
こういう作品を観ると
復興なんてまだまだで
農家や畜産業を営んでいる人や
劇中では描かれないが、漁業の人もきっと、自然を相手にした仕事をしている人は同じような辛い思いをしているのだろう。
生業としているものができなくなるということは、生き方を変えなければならないということ。
みんな辛くても悲しくても泣きたくても前を向いて生きている。
震災を風化させてはいけない。
忘れてはいけない。
彼らが身をもってたくさんのことを教えてくれた。
自然災害は防ぐことができないもの。
誰も悪くない。
時間が心の傷を癒してくれると言うけれど、そんなの嘘だと思う。
辛いことは一生忘れられないものだ。
心の整理がつかなくても
いつの日にか諦めて悲しみと辛さと生きていくしかないのだ。
被災地の人たちが少しでも明るく生きられますように。
これ以上辛いことが起きませんように。
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2022/𝒩𝑜.17◡̈*✧🌛
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