夜空のパンケーキ

一陽来復 Life Goes Onの夜空のパンケーキのレビュー・感想・評価

一陽来復 Life Goes On(2017年製作の映画)
3.3
舞台挨拶付きで観賞。

東日本大震災から7年。
そこにまだ苦しみはあるのか?
そこにまだ笑顔はないのか?
いや、このドキュメンタリーに出てくる被災者には笑顔が溢れている。
もう泣いていては進まない。

ある人の言葉が印象に残った。
「風化はもちろんされていく。怖いのは風化されることよりも無かったことになること」

僕も今年3月、岩手県宮古市の津波で流された田老地区を訪れた。
そこには更地ではなく、たくさんの重機を動かしている作業員や新しい店舗で働く人たちがいた。
凄い動いてる、人が動いてると感じた。

舞台挨拶でプロデューサーが話してましたが、復興映画は辛い姿を描くことが多いが、笑顔がたくさんあることを伝えたかったと。
作品としては被災した地域があっちこっち描いて観にくいなと思っていたんですが、復興庁から三県を平等に描いて欲しいと言われたらしく、そういった作りになったと説明もありました。
納得。

余談ですが、構成に携わってる西尾孔志さんは以前ある映画で話す機会があり、SNSでも話すことあるので、またこの作品についても聞いてみようと思う。