エアール

ザ・ボルトのエアールのレビュー・感想・評価

ザ・ボルト(2017年製作の映画)
3.4
そんなのこっちが聞きたいわ 笑

とある銀行に押し入った男女5人で結成された強盗団。
行員たちを人質に取り手際よく計画通りに金の回収を試みる、
が金庫には想定していた金にまったく届かない程度の額しか入っていないことが判明、
すると業務部長だと名乗る男が、金庫はもうひとつある、と地下金庫の存在を明かす、
ただしひとつ伝えておかなければならない
ーー信じないだろうけど…
この古い銀行の地下には”何か”が棲みついているんだ、と…


うむ、呪われた銀行へ強盗に入ってしまったがために
強盗団たちは想像を絶する恐怖に直面することになるっちゅう展開ですね。
強盗団のひとりには
クリントの娘さんであり、スコットを兄にもつ、フランチェスカ・イーストウッドが扮し、
銀行の業務部長を務める男をジェームズ・フランコが演じております。


舞台となるのはセンチュリオン信託銀行。
厄介な相手に借金をしてしまった弟を救うべく、疎遠になっていた姉2人が人を集めて男女5人からなる強盗団を結成し銀行を襲う
ーーマイケル、リーア、ヴィー、サイラス、クレイマー、
行員や顧客計7名を人質に取るリーアたち、
金庫に保管されてる金額を確認したところ7万ドル分だけ、
50万ドル必要なため金庫の金だけでは全然足りない。
他に金はないものか…募る苛立ちが人質たちへの暴力へと変わりつつある、
強盗団らの様子を見かねた業務部長のエドことフランコが話し出し、
地下金庫の存在と中に600万ドルの現金が保管されていることを明かす。
とても古い金庫室で、もし人質たちに暴力を振るわないと約束できるなら
扉を開けるコードを教える、と取引を持ちかけられるリーアたち、
半信半疑ではあるが金欲しさ故に条件を呑むことに。
こうして地下へと向かう強盗団たちだが
彼らはそこで次々と不可解な現象に見舞われる
ーー明かりが点滅、オンオフが激しく切り替わったり、
扉が勢いよく開閉したり、
モニターには映らない人影を目撃、
モニター映像の乱れ、
叫び声、何者かの気配、
とうとう命を落とす者も…。

地下に自分たち以外の誰かがいるのか、
人質である行員を脅しつけたところ
人質は躊躇しながらも語り出す
ーー1982年のこと
仮面で顔を隠したある男が銀行を襲った、
その時も今回と同じように行員たちを人質に取った強盗犯、
そのまま何日も人質たちを監禁、
飲み食いはさせずに手荒に扱ったという、
警察の時間稼ぎの対応にいよいよキレた強盗犯は
持ち前の残忍さを遺憾なく発揮
銃で脅しつけ行員たちに殺し合いをさせたという、
同僚を殺させたり、生きたまま焼いたりと、
結局のところ人質たちは全員死亡、
犯人は今も捕まっておらず、
有力な手がかりもないままに未解決となる。
犯人の顔を見た者はおらず、その素性は一切不明とされているのだとか、…

頻繁に鳴る電話、
誰も通報していないはずなのに外は警察によって完全包囲、
発行年数がすべて1982年の札束の山、
精神がイカれたのか、
孤立しだす強盗団の面々、…
ひとつ言えることはかつてこの地下で起きたあの忌まわしい事件と今回の一件が
関係しているらしいということ。

後々警察によって無事保護されたのは6名の人質…
うちひとり勤続10年以上になる出納係長によると
人質は7名確かにいた、
ここにいない男性について
名前は分からず、特に目立つような外見的特徴もなし、
声も普通でごくごく平凡な男性である、
行内のセキュリティ警報を解除する手順や場所について熟知していたが
彼が行員だったことはないという。
では、いったい彼は何者なんだろうか?
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