ぬーたん

47歳 人生のステータスのぬーたんのレビュー・感想・評価

47歳 人生のステータス(2017年製作の映画)
4.0
ベン・スティラー主演。2017年作品なのに何故知らなかったのかな?と思ったら日本未公開。こういうのは日本ではウケない。今や、若者世代にウケそうもない地味な映画は公開されないんだな。若者にフォーカスしてる日本映画界が見える。そういうわけで観るものを選ぶ作品。年齢40歳以上、子供あり、ごく平凡な暮らし、ややネガティブ思考、夢を持っていた若い頃、そんなあなたにオススメ。マイナーなこの映画、私はすっごく好き♡もうこの主人公、ベンステ演じるブラッドが私そのもの!分かる分かると独り言ちて共感しつつ、胸に迫る想い。102分、私はベンステになっていたわけで。泣けた〜感動した〜😭
主人公は47歳の平凡な普通の男。いや、実際は裕福だし家族も上手くいってるし、アメリカ社会ではエリートの範疇だと思うが、今作では冴えない男になってる。それはなーんでか?昔の友人たちがあまりにも有名になりリッチになり今もモテモテで‥というそんな友人と比べてしまっているから!奥さんいわく、僅か1%の超富裕層と比べてどうすんのってことで。真面目な役で通してるベンステが勿体ない。コメディーやらせたら上手いのだから、妄想シーンでもっとはっちゃけて欲しかった。『ナイトミュージアム』『LIFE!』のように!でもこの役にはぴったり。息子役はオースティン・エイブラムズ。可愛いし良かった!小柄で子供っぽい感じもいい。役はトロイ。本当に出来た息子。こんな息子が欲しいよ。それだけで幸せじゃん、ブラッド。と何回も心の中で言ったよ。
他人と比べた時点で幸せではなくなる。今ではSNSで幸せいっぱいお金いっぱいの個人情報が流れて来て、それが知り合いなら尚の事羨ましいのとジェラシーとため息と。自分は自分という気持ちになれたらいいんだけどね。それが出来ない主人公の苦悩。でも息子へかける夢は強く、昔の友人に連絡せざるえない状況に。この友人たちが憎たらしい!自家用ジェットとか、もう日本には居ないレベルの金持ちだし!
感情移入しっぱなしだし、脚本が上手いし、ベンステもオーエイもすごくいい。ただ、映画として評価するには、華がなさ過ぎ盛り上がりがなさ過ぎかな。ラストも、え?これで終わり?という地味な、ジミー大西な終わり方。あ、ジミー大西が今日から札幌に来てるんよ。行って来よう!
※おやつはジャージーミルクバーガー。頂き物、ルタオで売ってたらしい。フカフカなスポンジに甘いミルククリーム。太りそう!
※夕飯は、タラの粕漬をフライに。味が付いてるのでレモンマヨネーズで。醤油も合いそう。ついでに真白(玉ねぎ)フライ。千切りキャベツ。栃尾揚げの焼いたの。豚汁。白菜の柚子浅漬け。
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