えりみ

ブラッド・スローンのえりみのレビュー・感想・評価

ブラッド・スローン(2016年製作の映画)
5.0
刑務所
刺青
ギャング
ノワールと好き要素しかなかった。
エロが無いので4.9にしよかと思ったけど
「名もなき塀の中の王」に5つけてるので
それより下ってことは無いな、と。
「預言者」とか「イースタン・プロミス」が好きな人なら是非!
上映館少なすぎでしょ、松竹さん頑張って。

ゲーム・オブ・スローンズには手を出してないので主演の人も知らんし
「人気にあやかって関係ない邦題つけやがって(--)」と思ったら
『血みどろの玉座』
…ばっちりそのままですやんっ!
原題のShot Callerも馴染みのない言葉で
調べたら…ギャングのボスってこれまたそのままですやん!!
メインキャスト知らん人ばっかやけど、
ヴィゴモーテンセンに似てたり
50セントに似てたりするのでメジャー感ありw
最近よくみるジョン・バーンサルもまた悪役で出演してた。
彼もイカツイ方やのに
周辺キャストやエキストラに格闘家や前科者にモノホンのギャングを多数使ってるせいでめっちゃ小物にみえる、そういう設定やけど。
チョッパー(トナカイじゃないよ)役の人は特徴的な顔してるからみたことある、
フーリガンにいそうなギュッと詰まった顔、怖い。
ボトルズが昔好きやった米ドラマ「バーン・ノーティス」の主役やってた俳優とは全く気づかず( ゚Д゚)

予告編は見ん方がええけど、
プリズンギャングに関する説明は無いに等しいので公式サイトのイントロダクションはチェックしておくといいかも。
知らんでも、主人公の気分を疑似体験出来るからええかも。
サンタフェに実在するオールド・メイン刑務所で撮影したとか。
ヤバ過ぎる感じがスクリーンから伝わってくる。
変則型スパイダーマンプッシュアップなどムショ内での筋トレシーン多数。
これをみるとHiGH&LOW THE MOVIE 2 END OF SKYのプリズンギャングが少年院に思える。
劇中アーリアンブラザーフッドとは一度も明言されへんのは、
明示すると殺されるから?(( ;゚Д゚))))

たっぷり2時間あるけどセオリーを覆す初っ端シーンから最後バサっと切るラストまで中弛み無し。
主人公のマネーの、
もしかしてスニッチ(密告屋)?
と思われるような動きとか謎の行動の真意が明らかになった時の「うぉぉっ」てなるストーリー展開もいいし、
身はギャングに捧げても心は父親ってのも泣かせる。
生きるためだとしても一度足を踏み入れたら途中で抜け出すことは絶対出来ない。
それがギャングというものですよ。
という警告映画。
とはいえ頭脳が無けりゃどのみち生き残れない、と。
同じ刑務所映画でも
「ショーシャンクの空に」とは大違いなのでお間違えなく ( ̄▽ ̄*)
「ブラッド・イン ブラッド・アウト」見直したくなった
…え、プレミアついてるの⁉
えりみ

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