ブラッド・スローンの作品情報・感想・評価 - 4ページ目

ブラッド・スローン2016年製作の映画)

Shot Caller

上映日:2017年09月30日

製作国:

上映時間:121分

3.8

あらすじ

エリートコースを歩み順風満帆な人生を送っていたジェイコブ(ニコライ・コスター=ワルドー)。ふとした事故を起こしたことで監獄に収容され、人生が一変する。収容された監獄は、殺し合いの抗争渦巻く暴力が支配する世界だった……。この酷薄無情の悪の世界で生き抜く術はただひとつ、“殺られる前に殺る”。男は体を鍛え全身凶器と化して、熾烈な抗争に立ち向かう!

「ブラッド・スローン」に投稿された感想・評価

むさ苦しい半裸のマッチョおじさんのポスターから、暴力が支配する監獄でのバトルロイヤル娯楽映画かと思い込んでいたが、良い意味で裏切られた。普通の家族思いのお父さんであった主人公だが、飲酒運転で事故に遭い、同乗していた友人を死なせてしまう。そこから監獄に送られ、ギャングが取り仕切る世界に放り込まれる。そこでは、腕力は勿論、頭の良さと行動力が無ければ生き残れない世界だった。物語は、現在の全身タトゥーの冷酷な主人公マニーが仮釈放後に行うビッグディールと、過去、なぜ、如何にして彼がそのような成れ果てに墜ちたのかが交錯しながら進む。家族を切り捨て、平気で人殺しをする冷酷非道な主人公は、やはり鬼畜なのか…?環境と集団が人を歪めていき、主人公が闇に呑まれていくノワールが緊迫感を伴って展開していく。ドライで突き放した撮り方に好感が持て、重厚なシンセベースがぶりぶりダークな雰囲気を演出したかと思っていたら、ストリングが時折主人公の内心を思わせる。守りたいから決して合わない。どこまでも、その手を血に染める。一人の男が運命に呑まれ、自己を強靭に変革させていくストーリーとしても面白いが、無害な人間を凶悪にしてしまう刑務所の存在意義を皮肉に描いているのが興味深い。
えりみ

えりみの感想・評価

5.0
刑務所・刺青・ギャング・ノワールと好き要素しかなかった。
エロが無いので4.9にしよかと思ったけど「名もなき塀の中の王」に5つけてるのでそれより下ってことは無いな、と。「預言者」とか「イースタン・プロミス」が好きな人なら是非!上映館少なすぎでしょ、松竹さん頑張って。
ゲーム・オブ・スローンズには手を出してないので主演の人も知らんし「人気にあやかって関係ない邦題つけやがって(--)」と思ったら
『血みどろの玉座』…ばっちりそのままですやんっ!
原題のShot Callerも馴染みのない言葉で調べたら…ギャングのボスってこれまたそのままですやん!!
メインキャスト知らん人ばっかやけど、ヴィゴモーテンセンに似てたり50セントに似てたりするのでメジャー感ありw最近よくみるジョン・バーンサルもまた悪役で出演してた。彼もイカツイ方やのに周辺キャストやエキストラに格闘家や前科者にモノホンのギャングを多数使ってるせいでめっちゃ小物にみえる、そういう設定やけど。
チョッパー(トナカイじゃないよ)役の人は特徴的な顔してるからみたことある、フーリガンにいそうなギュッと詰まった顔、怖い。
ボトルズが昔好きやった米ドラマ「バーン・ノーティス」の主役やってた俳優とは全く気づかず( ゚Д゚)

予告編は見ん方がええけど、プリズンギャングに関する説明は無いに等しいので公式サイトのイントロダクションはチェックしておくといいかも。知らんでも、主人公の気分を疑似体験出来るからええかも。
サンタフェに実在するオールド・メイン刑務所で撮影したとか。ヤバ過ぎる感じがスクリーンから伝わってくる。
変則型スパイダーマンプッシュアップなどムショ内での筋トレシーン多数。これをみるとHiGH&LOW THE MOVIE 2 END OF SKYのプリズンギャングが少年院に思える。
劇中アーリアンブラザーフッドとは一度も明言されへんのは、明示すると殺されるから?(( ;゚Д゚))))

たっぷり2時間あるけどセオリーを覆す初っ端シーンから最後バサっと切るラストまで中弛み無し。主人公のマネーの、もしかしてスニッチ(密告屋)?と思われるような動きとか謎の行動の真意が明らかになった時の「うぉぉっ」てなるストーリー展開もいいし、身はギャングに捧げても心は父親ってのも泣かせる。
生きるためだとしても一度足を踏み入れたら途中で抜け出すことは絶対出来ない、それがギャングというものですよ。という警告映画。とはいえ頭脳が無けりゃどのみち生き残れない、と。
同じ刑務所映画でも「ショーシャンクの空に」とは大違いなのでお間違えなく ( ̄▽ ̄*)
「ブラッド・イン ブラッド・アウト」見直したくなった…え、プレミアついてるの⁉
いち麦

いち麦の感想・評価

4.0
塀の外と内、全く別人の様な二つの姿のギャップを埋めていく様な始まり。明晰な頭脳…それ以外、全て目的を果たす為に考えて手に入れていったものだ。相手により残す“施し”にも美学すら感じた。渋い硬派ノワール。
完全にニコライコスターとジョンバーンサル目当て、で御座います。
うぅむ、しかし、もうちょいかな〜。

ゲームオブスローンズ(完全に邦題は意識してますねw)でも、悪漢の様で複雑な内面を持つジェイミー・ラニスターを好演しているニコライですから、エリートディーラーからギャングに身をやつす主人公はハマり役の筈なんですが、冒頭から過去と現在の時系列が並行して語られるプロット。どうもコレが上手くない!

順に時系列を追ってて、あんな優男がここまで、、、って展開か、
先に現在を見せて、実はこの男にはこんな過去が、、って展開のどちらかの方が良かったのでは、、、要するに、この設定の肝はギャップ萌えでしょ!と声を大にして言いたい!!(バン!バン!)
このプロットじゃあ、ギャップが中和されて萌えらんねぇよぉ。

ギャップ萌え云々で行くと、ジョンバーンサルもですよ!(バン!バン!)
刑務所の中と外でパワーバランスが変わっていたり、実は彼がある行動をする動機だったりがとっても美味しいのに上手く活かされておらず、とても惜しいぃ。
その他、有名無名、いーい貌のオッサンたち総出演なんですが、上手くキャラ立ちされておらず、、、ぬーん。

裏社会に牛耳られた、独自の社会性を持った刑務所の世界って設定は、映画としては言わば在り来たりで、そこで起こるドラマをどう描くかがポイントだと思うのですけれど、正直本作はこちらの予想の範囲を逸脱する事なく、結論、物足りなかったです。

ただ、監督もリアリテイには相当拘って製作しているとの事ですから、その点では見応えは十分ではないでしょうか。

しかし、ちょいと舞台設定は違いますが、「イースタンプロミス」や「新しき世界」の様な作品を期待していたのですが、、。
ボクァ、怖い貌のオッサン達で萌えたかったんだよぅ!(バン!バン!)
思ってたのとちょっと違ったけど最後までダレずに観れた。

刑務所内の勢力図とか、もうちょい事前情報を入れてから行けばもっと楽しめたのかも。

とりあえずゲーム・オブ・スローンズとウォーキング・デッド好きはアガるキャスティングなので観るべし!
イイナ

イイナの感想・評価

3.6
人はここまで変われるものか⁉︎

入所後のその心と風貌の変化の過程を、もっとみたかった。
刑務所での抗争を描いた名作、Blood in Blood outのリアリズムには及ばないものの、真逆の世界で頂点を極めずにはいられなかった主人公の想いが深い!
しかし、アメリカの刑務所はギャング養成所と化してる。
結構好き。
刑務所内のあれこれをあまり語らず、サクッと済ませてるのはもったいない気がするけれど、そのさっくりした中でも、その後の様子からあーだこーだ想像できるのが良い。
ニコライのイケメン裕福株屋からの変身ぷりはなかなか。株屋の頃から目端がきいて、かつおねだり上手と言われていたくらいだから、嫌味なく抜け目なかったのだろう。そのスキルが初刑務所でも活かされてた。
バーンサル演じるチンピラとの微かな摩擦もいい。最初はショットガンが上だったのに、アタマが足りない唯のチンピラなショットガンはあっという間に追い越されてしまうし、ムショから出ても扱いが違う。ショットガンの焦りや見栄が見え隠れするところが哀しい。
ビーストが言うようにやっぱり頭脳戦なんだよ。
Cocoa

Cocoaの感想・評価

3.0
Game of thronesのジェイミーラニスターじゃないか!
映画で見たの初めてだわ。しかも髭が!この手のお顔はあまり汚れない方が似合うと思うんだけど、内容はごりごりの刑務所ギャングものです。
刑務所が舞台の映画て好きで、あらすじ読むかぎり楽しみだったんだけど期待しすぎてしまったせいかイマイチだった…

刑務所よりはシャバ出てからの話が多くて、時間軸が過去と何度も入れ替わる。
一般市民が監獄に入ってヤンキーデビュー!ていう過程をこっちは楽しみたかったので普通に順番的に見たかったな。

実際の刑務所で撮影し、エキストラに本物のギャングや前科者を集めたっていうのすごい!
乱闘シーンとかあったけど喧嘩ならんかね⁈休憩時間とか気が気じゃないよ…!
ぴよ

ぴよの感想・評価

3.7
話のテーマ的には
バイオレンスで面白そうと思ったけど…

映画自体が、ギャングばかりの監獄内とそこを出た後の話が繰り返されて行くんだけど、
思いの外予告で描かれてた監獄内でのスリル要素あるシーンがなくて、
わりと淡々と進んで行く感じ。

それでも、ジェイコブが自身や家族を守るためにギャングに染まっていく様は、眼を見張る。
不器用ながらも愛のある男だった。