自分が観て感じたのはユフィとスザクの話が本作の核になっているなと。元のテレビ版でも魅力あるキャラクターであったユフィをさらに魅力的に描いてあり、彼女をさらに好きになることが出来る。そのユフィを大切に想うスザクの二人の関係にぐっとくる物語になっている。本作のスタッフはこの二人の関係を大事に愛をもって描いたんだなというのがひしひしと伝わった。テレビ版でも悲しい物語だが、本作ではさらに涙が倍増である。主人公ルルーシュはこの二人に少し持っていかれた感じはあるが、そのカリスマ的存在感は健在で、今回はこの二人が全面に押し出された演出だからこそルルーシュのユフィを想う気持ちや苦悩がより伝わって良い変更点だったと思う。新規カット目当てでなくとも再構築された物語は非常に面白く、改めてコードギアスという作品の魅力を再認識する出来映えだった。続編が待ち遠しい！
