このレビューはネタバレを含みます
エンターテインメントとしては面白い。焼死でなければ成り立たないすり替えトリックは原作通り。
もやっとするのが、よく分からない赤い薬の存在と、唐突な原文の挿入、エンディングのチョイス。
薬要りますか？エンディングもミスマッチ。スキッ！スキ〜！
直前に主人公が車でかけたクラッシックでよかったのでは…
山本美月の最後の台詞も気持ち悪かった。そういうのいいから。
そういうのを匂わせたいなら
なにか言おうとしてやめるくらいにしてくれたら。
他人のものを欲しがる＝欲望がないって言うところを強調して欲しかったなー
原作と切り離して観たら楽しく観れます。
中村文則の文体がすきなので、この作品はやはり言葉を辿りたい。
中村文則の作品はもっとマイナーな役者さんで、予算低くていいので文学的なものを望む。
掏摸なんかは映画にしたらウケそうだけど、倫理的に無理なのか？
もっと原作への愛を感じたいです。
