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桃とキジの8さんのレビュー・感想・評価

桃とキジ(2016年製作の映画)
3.2

桃太郎の所縁の地、岡山を通して夢を目指す女性とそれを取り巻く人間関係をハートフルに描いた桃太郎シリーズ第1弾。

保育園のお遊戯会で「桃太郎」を演じた女の子、小島桃。 同級生の男の子をお供にしたがえ、見事に演じあげた。 その後、演劇に目覚め、女優を志し、18歳で上京するも、そこは厳しい世界だった。 それでも頑張って来られたのは、女優を応援してくれた父がいたからだった。

ところが、その父は病死。 その後も全く芽が出ず、生活も苦しく、気付けば26歳に。 でも、どこかで思っていた。「自分には帰る実家がある」と…


『桃太郎から始まる、ひとりの女の子の物語。』


昔から知っている風景が、スクリーンに映し出される高揚感と作品のドラマ性に観入ってしまうのを期待していましたが、脚本の巧さがもっと欲しかったですね。郷土愛の溢れた地産映画としては、でーれーガールズの方が格段に良かったのが記憶に新しいですが、桃の内面を表現した掴みにくいイメージシーンと捻りのある説得力が明確ならば違っていたかもしれませんね。Zアイランド以来の千鳥大悟の演技を観れたのが何よりの収穫です。

そして、先日撮影現場となっていた鬼ノ城へ12年ぶりに行ってきました。遺跡を見学し山中を散策中にマムシ注意の看板があり、看板通りにマムシに遭遇(汗)しっかり威嚇までされましたが無事に帰還しました(汗)
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