バナバナ

カンナさん大成功です!のバナバナのレビュー・感想・評価

カンナさん大成功です!(2006年製作の映画)
4.0
原作のマンガは未読です(だいたいあの絵がきらい)。

韓国の芸能界を舞台に移し、人気歌手のシャドーボイスとして、舞台裏で歌を担当していた超デブ、おブスの主人公が、好きだった人を見返したいと全身整形して「ナチュラル美人」となり、今度は自分が人気歌手としてデビューしようとする話。

華やかなコンサートシーンなど、全体的に金がかかっています。
そして美人だと、如何にもこういう得をしそう…というところを見せて笑わせながら、なんと、クライマックスのコンサートシーンでは泣かされてしまいます。
それは、主役のカンナさんがジェニーになっても、おデブさんだった頃の気持ちを忘れず、純粋で真っ直ぐな人だったから。

韓国映画らしいハデハデな演出だけど、何故かあざとさは感じずに爽やかな涙が流れて、自分でもこんな映画でなくなんて、キャー恥ずかしい!と思いました。
ほっこりしたい気分の時に見ると、いいと思います。
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