狭須があこ

カンナさん大成功です!の狭須があこのレビュー・感想・評価

カンナさん大成功です!(2006年製作の映画)
3.5
美人はOK、ブスはNG。
でも整形で美人になってもNG。
じゃあ、ブスは一体どうすれば?

韓国人は整形って普通なのかと思ってた~。
日本人より身近で、化粧くらいの感覚で整形しちゃうんだよ!みたいな話を聞いたことある気がしたけど、そんなこともないんですね。

まぁいい話で最後ちょっとウルッと来ました。
でも、結論で言えば
「人は中身で決まるもの」なのか、「でも見た目も重要」なのか、
「ブスの頃の優しさを持った美人は最強」なのか「美人になると性格が悪くなる」なのか
なんか色んな描写がいっぱいあって、結局どれに「なるほどね~」と思ったらいいのかが、よくわかりませんでした

整形した元ブスだとわかったら、目の前に美人が居ても「整形した元ブス」への対応になるものなんですかね。元がどうとかじゃなくて、やっぱ可愛いものが喋ってるほうが印象よくないか?
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のロケット・ラクーンとか、アレはアライグマに改造されたおっさんなワケですけど、全然そんなの関係なく、可愛いなって思っちゃうじゃん?

まぁだから、「恋人に整形して欲しいかというと別」って人とか、「整形での美人なんか許せない」って整形そのものへのアンチとかは一定いるとしても、ブスの頃の印象と比べたらもう、微々たるものでしょ。
踏み切ったもんの勝ちでしょそれは

とにかく喋ってるのは、可愛い人でしょ?現在進行形で。
結果が全てですからね。カワイイは正義。ちゃんと話を聞いてくれる人の数が違うわ。人は見た目が9割です!

でもさぁ…
でもさぁ、カンナさん…

多分「ブスだけど」「ピュアでいい子」みたいな存在だと思うんだけど、ペットの犬を捨てた時点でさぁ、もう私は無理ですわ
どんな事情があったとしても、そういうことができちゃう人は、私の価値観では絶対的に「いい人」では有り得ないんですわ
万が一本当にやむを得なかったとしてよ、その後のそれはさぁ…

イヤまぁそこをキチンとやると、それは犬の映画になってしまうんですけどね。そこも含めてカンナさんが性格いいのか悪いのかが私には謎でした。まぁ、お国柄の違いとかもあるかもしれないです。
狭須があこ

狭須があこ