えりみ

コンプリシティ/優しい共犯のえりみのレビュー・感想・評価

4.0
Filmarks試写会(ステッカー貰った)。
監督は知らんし内容もチェックしてなかったけど藤竜也😍目当てで応募。
コンプリシティの意味が解らんかったので調べたらサブタイトルとほぼ変わらん意味合いやった💧
中国人プロデューサーと日本人監督による日中合作映画。巨大中国資本による超大作❕ってワケではないけど、中国と山形県は村山地域(東京から車で8時間!)でロケしていたりとチープな作品にみえないのは良い。煙草のシーンが多かったし、JTにスポンサードしてもらえばよかったのに🚬
映像的なイメージや話の作り方は違うんやけど、オリジナル作品であったり家族や東北や風車が出てきたりして去年観た「デイアンンドナイト」を思い出した😌

どんな監督なんやろか❓と思っ観終わってからググったら、
・阪大出の若いイケメン
・「シザーハンズ」を観て映像作家の道を志し映像制作会社へ
・このままじゃ映画撮られへんわ😥と独立、製作資金を稼ぐ為にウェブ制作会社を経営
・短編映画をいくつか発表し海外で評価、本作が長編初監督
…さすが大阪一番の大学出た人は違うわぁ〜😲
調べたついでやと、
手持ちカメラっぽいのに、撮ってるカメラマンが齢80手前と知り驚愕😨😲
花火大会のシーンが一風変わった見せ方で印象的やった🎆
この花火のシーンもそうやってんけど、場面場面に入る環境音のメリハリが臨場感溢れていて映像よりも音が印象に残った😊

技能実習生として来日した外国人が大量に失踪しているニュースからインスパイアされたという本作、
確かに劣悪な環境で安い労働力として酷使しているという報道を見聞きした事はあるので「新聞記者」みたいな社会派作品かと思ったらそうでもなかった。
早くに父を亡くし田舎で母と祖母と暮らすダメな一人息子の中国での生活パートと、
一念発起して出稼ぎに出てきた日本での生活パートを交互に描き出す。
日本では「おとうさん」と呼ぶまでになる蕎麦屋の親父との邂逅がメインになり、違う国での家族の有り様をも垣間見せる展開があったりしてジンワリほの温かくなる物語。
喫煙マナーを声高に語る人間が蓋を開けてみれば…みたいなシニカルなシーンも😏
藤竜也が主役ではなかった😓
クッキリした唇が印象的な見たことないイケメン中国人が主役。
行列のできる十割蕎麦屋の想像以上のキャパと盛りの豪快さをみるとその人員で出前まで受けるってドンダケーー⁉😨😱とか、技能実習生制度がこの映画を観ただけではサッパリ❓とか、ラストシーンにもうひと声‼な感じはしたけど
テレサ・テンの「時の流れに身をまかせ」を聞きながらエンディングを迎えるとなんだかやっぱりホッコリ♨
やっぱ「デイアンンドナイト」が頭に浮かぶわぁ。。。
えりみ

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