事実に基づいた、とあるために
かえって、どこまでが事実でどの部分が脚色？という事がとても気になった。
史実に必要以上のドラマを足すと、真実味が薄れてしまうように感じたから。
だから、少し素直に鑑賞できなかった。
『光州5・18』の方が、暴走した軍隊や情報操作の恐ろしさを感じたから。
まぁ映画なんだから
そこまで思わなくてもいいのかもしれませんが…
………
と言うわけでとても微妙でした。
タクシー運転手の話
と言う意味では、笑いあり心に染みるエピソードあり、で
そこそこ良くできているとは思うけれど
自分の関心が
近年の、それも近い国で起きたことという事件に向いていたので
できればシリアスに撮って欲しかった。
でも
こういう事を知らしめるには
娯楽的要素があった方がいいんだろうな、とも思います。
どんなきっかけでも
まずは鑑賞。
歴史の一部を教えてもらえる
というのも
映画の醍醐味なので。
『光州5・18』の時には
遮断されていた情報を誰がどのように公開したのか？と言うことがどう描かれていたのかは
残念ながら覚えていません。
必死の思いで（命がけで）伝えてくれる人がいたということはとても凄いことで
報道の使命をまっとうされる方々の努力をに
今更ながら
感謝します。
2018.4.23 ミッドランドシネマ２にて鑑賞
