骨法十か条

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜の骨法十か条のネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

 軍用ジープ車両VSタクシー軍団の話。

 1980年のソウルというテロップが出て主人公のタクシー運転手が鼻歌を歌っている中、当時の車両が大量に出てくるスタートから気合の入ったオープニングで一気に掴まれるスタートでした。

 幼い娘さんを1人で育てている主人公が大金を払ってくれる記者がいることをたまたまた耳にした主人公が光州に行きたい記者との旅が始まる前半はコミカルから光州に忍び込んでからはそこでのタクシー運転手仲間たちとの交流やただ事ではないことが起こっていて娘さんがいるしで何とか逃げようとするけど、お客さんを残して1人で戻れないと決心する主人公の姿とかにさすがのソン・ガンホさんの名演技で熱くなる決断シーンでした。バディものとしても最初は喧嘩ばかりしていた運転手と記者が最後には支えあって困難を突破していく姿も自然と応援してしまう構図でした。

 映画の脚色だとは思いますが、タクシー軍団と警察の軍用ジープとのカーチェイスは熱くて「ここは任せて先に行け!」的な展開は熱かったです。1人また1人とやられていく姿に涙がこぼれそうになりました。

 ただ光州に検問で入れない出られないという障害が結構簡単に突破できたり、「大事なものを忘れたから入りたい」と言って兵士が許したりソウルのナンバーを見つけて明らかに怪しいのに見逃したり一体あの兵士は何だったのかとこの映画だけ見たらわからない描写があったり、記者を空港で見つけた警察が「絶対に捕まえろ」的なシーンがあるのに特に何もせずに出国してニュースが世界に発信されたりして、一体さっきのシーンは何だったのかと謎に感じる部分も多かったです。