くう

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜のくうのレビュー・感想・評価

3.9
安定の、ソン・ガンホさん陽気なおっちゃんからの巻き込まれ型正義「漢」。好きだわ~。

『光州5・18』は光州の中にいる人たちの悪夢の10日間を描いたものだったが、こちらはソウルから戒厳令態勢の光州へわざわざ行った人の物語。

「こんなに暮らしやすい国はない」と思い込み、現状に何の疑問も持たずに生きてきた主人公が少しずつ「おかしさ」を知っていく。

ネットがあれば、こんな隠し事は不可能だろうに!と思いつつも、このネットの情報が氾濫した現代の日本でも真偽の解らないニュースは流されている。

真実を伝える事の重要さは今の日本に置き換えても充分考えさせられる。


ルワンダ紛争を描いた『ホテル・ルワンダ』を思い出した。

外に隠された事件が起きた時、救えるのは外部の人だけなのだと。

外に真実を伝えること、そして外の人が動いてくれること、それ以上の救いは無いのだと。

それを行ったこの人たちは本当に凄い。


人物に関してはフィクションだと思い込んでいたので、タクシー運転手がいたという映像には驚いた。

世界を救うのは、いつも市井の人の正義感。