はならび

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜のはならびのレビュー・感想・評価

5.0
自分のできることを力の限りやる、という話にむちゃくちゃ弱い。ずっと涙腺が緩んでいたけれど、運転手同士のハンドサインで語る別れで爆発した。そして、物語冒頭の「この話は実話を基に再構成しています」と言うテロップが、ラストに向けて最高に効いてくる。史実で再会できなかった記者と運転手を、物語の中でそっともう一度接点をもたせる。そのありえたかもしれない可能性を補強するフィクションの優しい嘘に、また映画を好きになってしまう。(Wikipediaに、韓国でこの映画公開後に実際に起きた出来事が記載されており、その顛末がまたこの映画の結末の印象を強める)
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