近くの劇場の今年の名画を振り返る的な特集で1000円で見れました。オスカー絡みの作品がラインナップに多い中で、「1987」とこれがぶっこまれてて、おそらく劇場側に「熱い」人がいる模様。有能。
「1987」の韓国民主化闘争につながる光州事件での英雄譚。ダメな親父が覚醒していくという点では、「グエムル」と全く同じ役柄じゃねえかというツッコミの飛ぶソンガンホ。「グエムル」では好きになれなかったが、今回では見事に魅せられました。最初のポップスを口ずさむ陽気な様から、全然違う顔になるのは演技力の賜物。食べ物が要所要所で出てきて、彼が変貌していくキーアイテムになっている。
娘との関係においても手を抜かないのもポイント高し。最後の自己犠牲的も思える行動は娘の為なんだよな。海を越えない方の約束にむしろジンと来てしまったなあ。あとデブガキ、下の毛も生えてねえうちから欲望丸出しじゃねえか。
タクシードライバーズに荒木飛呂彦先生いたよね。
