浮浪者

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜の浮浪者のレビュー・感想・評価

3.5
意を介すことなくはじまり続ける暴力と複製技術のせめぎ合い。情念のままに事をおさめる事はできず(血と涙の液体戦争)、家族のなかで籠城することもできない(隣人と血族の共感戦争)。心身ともに四面楚歌と成り果てるなかでもなお「光」を求めてしまう事を「疚しい」と云い切れるとしたら、どんな立ち位置によってか。
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