『カメラを回す』という最大限の意味合いを、この作品は提示してくれている。
『映像を撮る』＝『記録に残す』
とは他者にもたらす影響力となり、
小さな集まりが撮影した一つの映像でも、時には全世界に真実を伝えるための貴重な発信源となる。
エンドロールでも、
記者が命を引き取る前・最後に撮影した『記録』映像が流れ、彼はタクシードライバーに向けて、改めて感謝の気持ちを述べている。
もう一度会うことは叶わなかったが、
この映像が一生残り続け、記者がこの世にいなくなった後でも、その想いと瞬間は残り続ける。
『映像の力って、やっぱり凄いな』と、
純粋に圧倒されてしまいました。
