“お客さんを連れて帰らないと”
ポスターと内容のギャップよ!笑
光州事件、恥ずかしながら知らなかったのでいい勉強になりました。
1980年という割と最近にこんな事件が隣の国で起こっていたなんて…。
白旗をあげる住民を躊躇なく撃ち殺していくシーンをはじめ、事実を忠実に再現したものらしく、あまりの恐ろしさに背筋が凍えた。
政府が検閲していたせいで光州での出来事は世界中はもちろん、光州以外の韓国の人さえも知らなかった。
本作は、その事実を世界に届けなければいけないと光州へ向かいたいドイツ人記者と、そんなことが光州で起こってることはつゆ知らず、金目的で彼を光州へ連れていく呑気なタクシー運転手の絆のストーリーでもある。
とにかく光州の人たちの団結力と勇敢さに胸が熱くなった。
一回マンソプをソウルへ帰す演出もずるい!
このままではいけないと、また光州へ戻るマンソプを演じたソン・ガンホの演技に何度も心が揺さぶられた。
韓国のおじさん俳優、素敵な人が多すぎる!
根本としては社会の闇を描いているのだけれど、それをエンターテイメント作品に仕上げる韓流、好きです!
147本目 / 2019