ポスターが、主演のソン・ガンホの笑顔の写真なので、前情報なしで、楽しい作品かと思って鑑賞したら、とても重い作品でした。
韓国の軍事政権のもとで、1980年5月に多数の死傷者を出した光州事件で、真実を伝えたドイツ人記者と、彼を光州まで乗せたタクシー運転手の実話をもとに描いた歴史ヒューマンドラマです。
前半はユーモアもあり、軽いノリ。
終盤は一転して、涙が止まりません！
軍による銃弾の前に倒れる沢山の市民。
胸が締め付けられます。
映画では上手く纏めていますが、結局、記者がタクシー運転手と再会していないということは、現実は？
邦題のサブタイトルに騙された！
涙が止まりません！
この作品は、映画としても見応えがありますが、韓国の歴史を知る上でも、ぜひ多くの皆さんに観て貰いたい作品です。
韓国では1200万人を動員して大ヒットを記録したのも納得です。
心を込めてにぎったおにぎりは重いです。
2021.7 BS TVで鑑賞
2020.2 韓国映画企画上映会にて鑑賞
