事実に基づいた物語です。1980年に韓国・光州で発生した「5.18光州民主化運動」を取り上げています。
各地で大学生を中心に民主化運動が起こり、
軍部はそれを鎮圧するために
非常戒厳令を発令。
国民のデモに対して、
武力をもって弾圧し、1980年の光州事件は、
軍が市民を発砲し大量の死者が出るなど
最も悲惨な事件として知られています。
この映画、前半と後半で別映画とも思えてしまうほどの演出の変化。
安全圏からの危険地帯への進入は、
ジワジワと観客の心理を追いつめる。
そして韓国史に残る悲劇を
リアリティをもって突きつけられる。
光州で起きている軍部独裁による虐殺を報道しようと韓国へやってきたピーターは、キムというタクシー運転手と共に現地へと向かう。
キムは金が目的でピーターを運ぶただそれだけだったのに、現地の有り様を見て心を動かされていき、徐々にピーターとキムにも友情が芽生えていきます。2人の姿を見ていると胸がいっぱいになり、光州の人々を1人でも助けたいという気持ちが伝わってきて人間味のある良い映画でした。
良い映画なんで、是非とも観てほしいです。
ソンガンホってむっちゃ良い役者だわ。
