さっこ

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜のさっこのレビュー・感想・評価

4.2

ソンガンホ演ずる主人公ガンさんは、妻と死に別れ、娘とソウルで暮らすタクシードライバー。

ある日、よそのタクシー会社から10万ウォンの長距離の客を横取りする。
待ち合わせ場所に来た客は、若くて美しいお嬢さんだった。
ガンさんいつものようにすぐ恋に落ちてしまう。

すったもんだあったが、目的地に着くと婚約者が待っていて、ガンさんは失恋してしまう。

ソウルに戻ると大家さんのおいちゃん、おばちゃんに呆れられ、近所の社長が「またガンさんフラれたんだって〜?」とやって来るから大げんか。
「お父さんかわいそう」と娘に心配されるが、ガンさんは ぷいとタクシーで出かけてしまう。

するとまたお嬢さんから連絡が。
婚約者とは別れた。彼は仕事で外国に一人旅立つという。
「いいかい、お嬢さん。そんなんじゃいけないよ。あのインテリに愛してるって言うんだ!」
とガンさん要らぬお節介で、お嬢さんを空港まで運ぶ。
ガンさんの猛ダッシュのおかげで何とか間に合い、若い二人は仲直り。

ああ、男はつらいなぁ。ガンさんは今日も一人、タクシーを走らすのであった…。
【終】



みたいな話だと思ったら全然違った💧
ガンさんがあんなにいい笑顔で笑ってるんだもん!重い話だと思わないでしょ!



コレ、めちゃくちゃ面白い映画でした👍

本当は、1980年に軍が一般市民を武力制圧した「光州事件」に関する作品。
ガンさんは韓国メディアが隠蔽している光州の真実を報道しようとするドイツ人記者と、命がけで光州市内を同行する。
実話。



危険な光州からやっとこさ逃れられたのに、再び戻るところは一番グッとくる。
娘に土産の靴買うシーンもいい。
買った店は「露店」で、庶民て感じがたまらん…。→ここで寅さんを思い出した😅

クライマックスはフィクションみが強まり賛否別れるところだろう。
だが、「ここは俺に任せて先に行け」をタクシーでやるのはバカバカしい過剰演出で逆に支持したい🙆🏻‍♂️
このノリには乗った方が得だろう!タクシーだけに😎
さっこ

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