一昨年公開の『1987、ある闘いの真実』で激しく心を打たれてから、初めて韓国の民主化運動について知りました。
わずか30年ほど前にお隣の国で起きた壮絶な真実と、人々の熱い想い。
更に7年前、民主化運動の発端となる「光州事件」を描いた今作も、観ると更に理解が深まると教えて貰ってから観たかった作品！
が、しかし！なかなか凄惨な描写もあるということもあり、踏み切れず早2年…1人でグズグズしてたところ、リモート鑑賞会の話が上がりついに鑑賞🙌
ビクビクしながら見始めたけど、序盤は結構コミカル♬
ソン・ガンホ効果も手伝って、ちょっと可愛い雰囲気🤤
鮮やかな黄緑のタクシーがポップ🚕💚
が、次第に呑気なソン・ガンホが不穏な空気に飲まれていき…後半は衝撃の連続…
武装した警官が、市民に手をあげる…
力のある者が、弱い老人や学生に手を下す…
韓国人が同じ韓国人を銃殺する…
正直見終わった今もこの事件の背景について、理解し切れていない部分がある。
でも、愛する人の変わり果てた姿にすがりつき、泣き叫ぶ遺族の姿には、紛れもない理不尽な現実と絶望感があった…
人は自分のためだったり、自分の家族のために、日々を生きているのが常だと思う。
ソン・ガンホ演じる主人公マンソプも最初、仕事を請け負う理由はそうだったし、他人のことより自分、という印象すらあった。
この事件の恐ろしさを前に、奮い立ち、選択をしたマンソプの姿は熱かったなぁ🥺
『1987〜』での想いのバトンも、胸の熱くなる感動の応酬だったけど、こちらのバトンも熱かった🥺✨🚕🚕🚕🚕
この辺はエンタメ性が少し強めに出てるので、中盤の壮絶さが少し弱まった気もするけど、熱い想いがそこにあったことは感じた🔥
