タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜の作品情報・感想・評価 - 4ページ目

「タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜」に投稿された感想・評価

ソン・ガンホが娘を想う父親を好演、娘と暮らすお金のために光州へタクシーを飛ばす、これから何が起こるのか、起こっているのかもしらないままに…
光州事件の事は知っていたが、罪もない人々が踏みつぶされていく姿は見ていて苦しい、捻じ曲げられた事実も歴史の一コマ。
その現状を撮影したドイツ人カメラマンに全てを託し、事実が世界中に公になる。多くの犠牲の上を払いながら…
光っていたのは、ソン・ガンホの演技だけでなく、普通の人々もまたしかりである。
最後にカメラマン本人の証言の一言一言が、これが本当にあった話の実感の重みを与えてくれた。
明月

明月の感想・評価

5.0
先日観た「タクシー運転手」
ちょっとまだ言葉にならない。
でも、10指に入ること間違いなし。
なむら

なむらの感想・評価

5.0
人生ではじめて映画館で泣いた。本当にボロボロ泣いてた。鼻水も出た。op曲の時点でよかった。
10円様

10円様の感想・評価

4.4
「タクシー運転手 約束は海を越えて」

なんて邦題からは想像できない重たい映画。途中何度も目を伏せたし、何度も涙腺が緩んだ。事態の本質を知った何も知らぬ人は、そこで何を思いどう動くのだろう。力なきものが虐殺される光景を、「他人の事」ととして傍観できるだろうか。

広州事件。1980年5月18日から27日に発生した民主化暴動である。チョンドゥファンらが起こした粛軍クーデターが発端であり、民主化を叫ぶ学生運動から市民暴動まで拡大した。市民は戒厳軍の武器庫を襲撃し武装。デモ参加者は20万にのぼり、鎮圧のため動員された武装した軍、警察は2万5千人以上だったという。そして死者は市民、政府含め160名以上とされる。更に驚くべき事は、この多くの非武装市民に対しての武力鎮圧が「虐殺」と認められたのは、2018年に入ってからだ。
現代の韓国の若者は「広州事件」の事をよく分からないと言う。それは我々の世代が連合赤軍の事を、更に下の世代が阪神大震災の事を知らないのと同じで、どんな凄惨な歴史も幸か不幸か風化していくという事実があり、映画化というは後世に伝えるための一つの手段なのだと思う。それに映画的脚色や偏向があっても良いではないか。

主人公のキムマンソプは守銭奴であり軽妙な男であるが、実に温情があり正義感がある男だ。これを演じるソンガンホが実に上手い。広州市を目の当たりにした狼狽ぶり、広州市民と食卓を囲む時の楽天さ。大事を成すより目先の人を救うタイプのようだ。対して外国人ピーターは報道の正義を成すため犠牲心もとわない。そんな二人が互いを諌めたり、感化されたりしながら真実を守る姿は感動できであった。フィルムカメラ越しに写る市民への暴行は悲痛他ならなく、これがリアルなんだなと思ってしまう。

もちろん映画的娯楽要素は散見される。タクシーでの救出作戦やカーチェイス。そこに伴うのはやはり自己犠牲。しかし映画は映画だと思えば、これはテーマを助長してくれる演出なんだろうと受け入れる事ができる。


少々ネタバレ




ラスト付近、広州から逃げる2人は検問所で足止めされる。そこで軍人の1人が2人の正体が分かってしまう「ある物」を発見するが黙認して2人を通してしまう。劇中では軍人は残忍なロボットやモンスターの様にしか描かれていなかったが、軍人もやはり歴史の犠牲者であると静かに語るシーンであったのが印象深い。そしてその「あるもの」はとても上手な伏線の上に成り立っていた。

鑑賞後「ホテルルワンダ」を思い出した。
2018-122
真面目なソンガンホ。
ソンガンホについては、どこまで創作なんだ?
カーチェイスが胸アツ。
町を少し出ると誰も真実を知らないなんて…こわい話だった。
露骨すぎる演出に、おいおい、ってなったけど、まあ面白かった。
gogogaku

gogogakuの感想・評価

4.5
「光州事件」を良く知らなかった。ルワンダもそうやったけど、社会派映画は後に残る。
この映画は、社会派映画でもあるけど、ドキュメンタリーではない。タクシー運転手は正義感溢れる人間では無い。普通の人間として描かれて、現実に翻弄され、葛藤し悩んで人生を選択している。役者さんも素晴らしい。ところどころ笑わせる所もある。終わり方も素敵だ。
こういうジャンルでは、やっぱり、韓国映画は凄い!
Yudai

Yudaiの感想・評価

4.1
文句無しの素晴らしい作品!!

前半はソン・ガンホにしては珍しいコミカルさと砕けた感じの音楽によって、時代背景の暗さをあまり感じない

しかし、見物である後半はガラッと雰囲気が変わる

渦中の真っ只中で苦しみ、悲しみ、それでも使命をやり遂げようとする主人公達

ソン・ガンホの人間味溢れる演技があるからこそ、観ていて強く心を動かされる!!
トーマス・クレッチマンとの言葉が十分に通じなくとも、次第に心を通わせていく展開も必見!!

『観て良かった』と心から思う
m

mの感想・評価

4.2
ソンガンホ さんは本当になにやらせてもうまい。この映画も一度断ったのだとか。お金がなくて家賃も払えなくて、子供小さくて可愛くて、そんなお父さんの少し調子良いけどお人好しで、それでもって小心者だけどそれを超える心があるタクシー運転手を見事に演じ切ってた。タクシーのカーチェイスみたいなのも本当にあったのかな。あそこだけやりすぎ感があったんだよな。それにしても韓国でこんなことがたった37年前に起きていたとはなあ。ペパーミントキャンディ見直さないとなと思った。
morph

morphの感想・評価

4.0
国籍だけじゃなく世代間、都市と地方の隔たりにも横断的な描写があって、ストーリーが身近になったし説得力になってた。
2003年の主人公の姿、さり気なく描かれてるけどとても良かったな。非常時にいっときだけ理想の自分になったんじゃなくて、光州事件が彼にとって「だから今の自分がある」っていうものになったんだ。それは歴史自体にも重なる。

緑のタクシーがカエルみたいで可愛かった。