菅田俊さん主演の「極上の」クライムサスペンス作品の完結編だ。
この完結編も火浦という島を守るために逸脱した動きをする刑事加倉を演じる菅田俊さんの男臭い魅力がプンプンに出ている。
今回は前回で元木大介さん演じる組織幹部が殺され、島は一触即発な状況に。
その中で菅田俊さんが動き出す・・・という展開。
大組織の侵攻、しがらみ、県警の暗部、虐待、遺恨、裏切りなど様々な「負」が交錯するなかで菅田俊さんがとった行動は・・・。
最後まで見逃せないストーリー展開、美しい画と音楽、そして演技。
美しい画づくりと対照的なラストは衝撃的だった。
前編を観た時に思った通りの、僕にとってのオールインエンタテイメント作品の約300中のベスト10以内、そして、僕が観た邦画の中でもベスト20には入る作品だったね。
★僕の「甲乙つけがたい10本の作品」(オールインエンタテイメント社)★
極道の紋章、ブラックマフィア、武闘派の道、日本やくざ抗争史 絶縁、実録 闇のシンジケート、太陽が弾ける日、マッドドッグ、首領の野望、極道天下布武、虎狼の群れ
※ここにある作品の共通点って、「途方もない暴力」「人の気持ちの機微」「組織というものの残忍さ」を描いていることもさることながら、「情」が根底に流れているということかな。