特売小説

犬猿の特売小説のレビュー・感想・評価

犬猿(2017年製作の映画)
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兄弟、姉妹が激しく決定的な言い争いをする様子を見ながらげらげら笑えると同時、彼らの姿がとても幸福でそして羨ましいものに見える。

そんな場面から始まる終盤はもうずっと様々な感情が波のように何度も去来して夢心地でしたよね。

家族なる関係性を免罪符にしたドラマ作りは浅薄に思えて嫌いなんだけれども、兄弟、姉妹でなくても成立するドラマを通してその関係性の意味合いを気付かせてくれる本作の見せ方にゃあ、ついつい絆されてしまいましたよね。
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