猫

犬猿の猫のレビュー・感想・評価

犬猿(2017年製作の映画)
3.6
テンポがよく、そこそこ面白かったのだけれど………
私には同性の兄弟がいないので、正直言って二組の兄弟姉妹のイライラがいまいち解らない。
光栄にも(たぶん)比較という事をされてきていないし
(そりゃあ、どこどこのダレダレちゃんは~、ということを言われたことはあったけど)
自分の子ども達にも(たぶん)
してきたつもりはない。
なので
親しい人間のうざさ、
がイマイチわからない。
というのが一番の感想です。

お姉ちゃん、ホントによく働いてお母さん、もっと誉めてあげなよ、って思う。その一言でイジケずにすむのに。
男性監督だからか?
姉妹、特にお姉ちゃんの描き方が一昔前のステレオタイプ過ぎる。デブで仕事ができて、可愛いいだけで男にモテる妹を羨む。なんて
昭和の映画みたい。
兄弟は、新井君の出所したての描き方が安直過ぎ。
あんなにおっとりしていた親は迎えに行かないの?
更生はまず
家族が見守るべきでは?
と、変なことが気になる、苦笑。

決してそのキャラは好きではないけれど窪田君が一番リアルだったような気がする。
キライなお兄ちゃん、今までどれくらい迷惑をかけられたことか?
いったん、外へ飛び出しバックレようとしながらも
やっぱり電話をする
あのシーンが好きだった。

全くの余談:
チケット購入の際に「いぬざる」と言って「けんえんですね」と言い直されました(笑)

 2018.02.25 センチュリーシネマにて鑑賞
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