このレビューはネタバレを含みます
あー。あれはやられるわ。思わず、後ろの映写室見たもん(笑)あれに乗せられてキラキラした漫画原作を数々観てる私たちへのブラックエールね(痛々しい風刺…)
めっちゃ楽しかったー\(^o^)/
何度も声だして笑ったのが、ユリア様の言動。なんか私もユリア寄りじゃないかな?同じことしてなかったかな?とドキドキ(*^^*)ワンピース着てるよ。いけてると思ってちゃうよ。コーヒーカップ酔っちゃうよ。バックは大きめが安心だよ。嫉妬も日常茶飯事。いや…顔とスタイルが良ければいいじゃん。でも妹の気持ちもよくわかる。武器を振りかざして必死に生きている。まあ、よく観てるよ。女子の事を。監督は何者?凄い脚本に唸りました。
とにかく鬱々した嫉妬と会話。負のループ。しだいに観客も追い詰められていき…。
あーもう観たくない!聴きたくないって思ったときにあのピアノが遮る秀逸さ。まじ最高です!
ヒメアノールもそうでしたが、勧善懲悪ではなくてどこかしら歪な愛が見え隠れしてなんか好き。。。チャーハンのトッピングなんて最高。
でも、昔の力関係を一生背負ってたりして、イニシアチブを取りたがる兄姉。それを打破したい弟妹。気持ちは痛いほど伝わってきました。子供の頃の映像と救急車のリンクは反則技。うるっとしてしまうわ。長女だった私は兄弟に『姉ちゃんのこと大好きだった。』って言ってもらえてたのかな…なんて想い出に浸れるのです。上がいたら、甘えるとか頼るとか守られ方とか、上手く出来てたのかな?なんて(笑)
印象的なシーンはマッサージ機の居心地の悪いくだりと屋上での傷を舐め合うような無の会話。そして歯の浮くような完璧で無駄のないエンディング。からのラスト。あーもう最高です!
家族なんて兄弟なんてそんなに簡単じゃないよ!血縁に生かされて守られて縛られて、知らず知らず守って受け継いでいってるんだから。妬み嫉みは一生消えない。運命にも宿命にも誰も叶わないよね。
だから家族はやめられない(#^.^#)