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犬猿のgjadpwgmのレビュー・感想・評価

犬猿(2017年製作の映画)
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兄弟(姉妹)いる人にとっては、どこかしら自分の経験と重なる部分があって身に沁みる映画だと思う。

兄弟って不思議なもので、同じ両親から生まれているのに得手不得手が違うし、
どちらかが得意なことが苦手だったりする。
だからこそ嫉妬してしまうし、そんな嫉妬してしまう存在が常にそばにいる思春期の頃なんてイライラしてしょうがなかったりする。
それぞれが自立して親元離れてしまえばまた違った感情も沸くのだけど。
この作品では大人になってまでしがらみに囚われているから地獄。

ああこれ分かるなーと思ったのが、憎らしくてしょうがなくて兄弟のことをけなしまくっていたくせに、
他人からけなされると「お前に何が分かるんだよ」ってイラついてしまうところ。
まさに愛憎。

相手の良い部分は過少評価して、自分が勝っていることは殊更にアピールするというマウンティングの本質についてもよく分かる映画だと思う。
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