犬猿の作品情報・感想・評価 - 6ページ目

犬猿2017年製作の映画)

上映日:2018年02月10日

製作国:

上映時間:106分

3.9

あらすじ

印刷会社に勤める真面目な弟とは対照的に乱暴者でトラブルメーカーの兄。見た目は悪いけど頭がよく勤勉で家業の印刷所をテキパキ切り盛りするブスな姉と、要領は悪いがその容姿と人当りの良さで人気者の妹。この二組の兄弟・姉妹の関係に、あるとき変化が訪れる。それぞれの思いが交錯し、相性最悪なW犬猿ペアの抗争は次第にエスカレートしていく。

「犬猿」に投稿された感想・評価

emily

emilyの感想・評価

3.8
 出所してきた兄卓司を恐れている印刷会社で営業してる弟和成。和成に思いを寄せる印刷工場でテキパキ仕事をこなす姉由利亜、容姿は悪いが仕事が出来る。一方妹は仕事はできないが容姿がよく芸能活動をしている。兄弟姉妹の思いが炸裂し、本性が剥き出しになる。

 抜群の配役。挙動不審で兄を恐れる和成を演じる久保田正孝。ヘタレ役がしっくりくる。それでいて内に秘めるどろっとした感情を少しずつ出していくのが非常に上手い。それぞれのパワーバランスが上がったり下がったりしながら、うわべでは”兄弟””姉妹”を演じながら、沸々と燃えた切る嫉妬心を常に感じさせる。兄弟・姉妹の距離感が非常に繊細にかつ正確に捉えられており、人間の器の小さい部分に的確に容赦なく切り込んでくる。そしてそこから広がる共感は兄弟・姉妹がいる人なら感じられる物があるだろう。

 真逆の性格でありながら、兄弟姉妹という切っても切れない関係。そして無常にもどこか似てる部分が必ずあり、そのむず痒さにほんのり心が穏やかになったりする。真逆でありながら兄弟姉妹はそこに必ず自分を見てる。自分とは違う部分を見つけ、そこを攻撃する。しかしそれは自分にない部分であり、結局うらやましい部分でもあるのだ。
 
 相手を変えるには自分が変わるしかない。自分が変わるには今の自分を認めるしかない。そんなありがちな結末を抹消し、結局わかり合おうとしても兄弟・姉妹喧嘩に収まってしまう。しかしそれは兄弟・姉妹だからできる喧嘩であり、切っても切れない関係だからこそ、自分の感情をむき出しにできるのだ。喧嘩できる相手がいるという事自体が幸せな事なのだ。
兄も姉も仲良し、と私は思っているので共感する部分はなかったけれど、タイトルの使い方が上手かった
gigihadid

gigihadidの感想・評価

5.0
エピソードは違っても兄弟姉妹はいろいろ。
私的には映画後舞台挨拶があることだけでもウキウキだったのに新井さんに握手してもらえたのでさらに思い出に残るドキドキ映画となりました!
ここまでナチュラルに映画を楽しんだのはいつぶりだろう…


最っっっ高でしたー!!!
楽しかったぁぁぁぁあ!!


いつも映画を観るときは
客として楽しむのと、色々分析しながら作り手側の視点で観るのとで半々くらいなのですが、今回は、もう普通に99.99%客として楽しんでました!!


まずオープニングから強烈ですね!
これは映画館で観ないとわからない仕掛け!最高だ!!


何気ない会話の中に生まれる たまらん面白味に溢れてて、何度も観たくなるディテールばかりです!

キャストもみんなたまらんくて、窪田くんのあの目つきがまた良いんすわ。

本当身もふたもないことしか書いてませんが、とにかく楽しかった!

吉田監督らしい衣装の色の変化とかもありましたね!
shoken

shokenの感想・評価

3.8
新井浩文がこういう役をやると本当に怖い。姉妹は姉対妹というより、女対女なんだと思った。
細かいところが結構気になるけど、扱ってるテーマは面白くて、きょうだいが居る方はちくちく刺さるかも。
あ

あの感想・評価

4.5
兄弟×姉妹でこんなに面白くなるとは思わなかった!キャスティングが素晴らしい。江上さんもっと映画出てほしい。
若干やりすぎな演出とありがちな邦ロックエンドロールが気になった。
映画の中で起こることが夢オチとか妄想ではなく、本当に起こっているところがよかった。
ばし

ばしの感想・評価

4.0
やっぱり吉田監督は信用できると改めて思った次第

兄弟姉妹あるあるかと思いきや"一番身近な身内"あるあるだったから親子でも夫婦でも置き換えが全然できるなぁと(現に自分は奥さんを思い浮かべてたし)

やさしくしたり冷たくしたり、心配だったり面倒だったり、イライラしたりつらくなったりするけれど、そんな簡単には切ることができない「身内の呪い」みたいなおかしみを感じられてばしゃ馬さんと〜を思い出したりもしたし、監督は人間の機微をよく見てんなぁ〜と再認識した

まさか兄弟ゲンカに感動する日が来るとは思わなかったし、あそこからの流れはもう前のめりになって見てた

窪田正孝、新井浩文、筧美和子ももちろんいいんだけど、ニッチェ江上がこんなに上手いとは思わなかった!ドラマ部もコメディ部もどっちも絶妙で抜群だしリアリティもあってすごいよかった!

あと冒頭のアレは作り込みしすぎて一瞬間違えたかと思ったwww主題歌とか細かい所までプロに頼んでてよく受けたなぁと思ったわw

何気ない日常の切り取り方とかホントリアルだから、見るたびに味わいのある邦画らしい邦画だと思った!仲良い人たちや、それこそ身内で見たら尚のこと面白いと思う!!
兄弟姉妹のやり取りを楽しむだけの映画と言ってしまえばそれまでだが、そのやり取りのアンサンブルが面白くドラマチックなのだから素晴らしい。
窪田正孝は作品に恵まれてない印象があったけれど、やはり演技派。もっと本作のようなキャラクターが窪田正孝でなければ成立しない作品にも出るべき。
吉田恵輔監督舞台挨拶付き。
とても面白かった。
「さんかく」のときも思ったけど吉田監督の発想といい、観察眼に長けている感じとか天才だと思った。
キャスティングも絶妙。
窪田くんが出てる映画見たことなかったけど、借金親の代わりに払ってます感が凄い顔に出ててリアリティがあった。
新井さんもおっかなすぎる。人なんて殴ったことないですよ。って本人は言ってたらしいけど。
江上さんも良かった。背負ってるものがある。
筧さんもハマってたな〜。

作品もだけど監督のトークがくそ笑えた。
・少女になりたい
・10歳くらいで日焼けして30になってあの頃最強だったと思いたい
・魔法少女になりたい
・なのにボクシングやってるせいで筋肉ばかりつく
そんな監督でしたが、頭の回転が早くて面白い話がポンポン出てきた。
次回作も楽しみです。
ハナナ

ハナナの感想・評価

4.7
親友同然の妹と見にいって良かった作品、ぜったいにこれは妹とみにいきたかったから見にいけて良かった

登場人物それぞれに1つでも共感するとこがあって見やすかった
救急車で運ばれるシーンは思わず妹の手を握って二人で泣いてしまった、妹がどうおもったかわからないけど自分は改めて妹もとい親友が大切な存在だと気付かされた

最後はやっぱりきょうだいはつかず離れずの犬猿だなと、家はきょうだい仲良しだが思わされることはありました。