試写会にて。
兄の死。そして、記憶を無くした母についた嘘。自殺や引きこもりなどの社会問題を生々しく描いた作品。
トークショーで神田松之丞さんが仰っていた、「人はその人の視点でしか物事を見ることはできない」という言葉、響いた。
自死という形ではないけれど、家族を亡くした身からすると後悔であったり、無念であったり共感できる部分が多かった。
お母さんって、昔のことなんでも覚えてて、強くって、、色々思い出して苦しくなった。
でもこの気持ちも自分にしか味わえないもの。
自死、家族の死、引きこもり、言えなかった言葉、嘘。見る人によってどんな風にも取れる作品だと思う。