このレビューはネタバレを含みます
モリーナ履修で鑑賞。
トムフェルトンとルクエヴァも出ているということでちょっと期待して見たのですが、アクションがリアルで暴力的で個人的には苦手な描写が多かった……
モリーナが演じるプレストンは児童売春をしているガチな悪人。(アメリカじゃ相当この辺の罪は重いはず。多分死刑かな)
プレストンの名前、ちょっとエプスタインをモデルにしてるんじゃないかって感じですね。
しかし、Netflixの作品って、こういう権力者の闇を風刺する作品多いなぁと改めて。
Netflix推せますね。観るのは辛かったけど……。
私の中で贔屓補正&色眼鏡で、どうしてもモリーナは愛のあるいい人に見えてしまうので、ラストのプレストンが追い詰められるシーンは見入ってしまったのもの怖くて、すごく見るのつらかった。実際殺されるあの瞬間はSAN値だいぶ削られましたね……。
チャドウィックのお芝居も、モリーナのお芝居も、ものすごくてほんと怖かった……。
あと、プレストンの家にいたビアンカの義理の息子?のアルマンドもむしろ不幸になっちゃったのでは?
やってることは最低だけど、もう1人の歌を歌ってたおかまちゃん?のラストの反応や、彼らに実際居場所を与えていたことは確かだから、贔屓補正もあってすごく複雑だった。
児童売春は良くないけれど、あのお家の様子見ると愛のある人だったのではとかちょっと思っちゃう(贔屓補正でそう見えちゃうだけなので戯言と思ってください。児童売春、子供の性的搾取を肯定している訳ではありません)。ビデオ映像でアルマンド泣いてたし、無理矢理抱いてたとは思うけど。
しかし、誰も救われないやん……って。
まぁそれだけ悪人ばかりでしたけどね。
ある種、最強の主人公の活躍で、悪者全員死んだからある種の爽快映画なのかもしれないけど、その悪者に利用されたり、関わらざるを得なかった弱者の救済ができてないのが、ただの個人的な復讐止まりじゃんとか思っちゃう。
結局、主人公のキングも妹のビアンカは救えないし……。
暗すぎて、鬱映画で、暴力表現キツくてちょっと苦手なところはありましたが、キャストが豪華で芝居も素晴らしい。
ルクエヴァも嫌味な感じの悪役良かったですね〜!
トムフェルトンが薬の売人で血だらけになってボコボコにされる絵も新鮮。
最後までキングの強さの秘密が隠され続け、最後気持ちよくわかる感じも、映画の構成として好きでしたね〜✨
ただホントに救いがなく、個人的には辛い映画でした(T_T)