職なんて選ばなければあるだろ。生活のためだから、何でも仕事すりゃいいんだ!
とか言われてもね。
あまりにもキツかったり、人間関係が悪すぎたり、そもそも全く自分と合ってなかったり。
大きいのはプライドの問題もありますね。
お金もらうんだからプライド捨ててとか言われて簡単に捨てられたら苦労しない。人間そんなもんです。
この映画の主人公、権藤右近もプライドが高すぎて世に馴染めない1人。他人がやることが気に入らず、酔って暴れるはみ出しもの。
唯一つるんでるのが、言葉を発しない牛山。
二人は山師の依頼で、財宝探しの仕事をしてる。ひたすら山の中に入り、穴を掘る毎日。
右近には全く正反対の暮らしをする弟・左近がいる。左近は商社に勤めるエリート。モテモテだし、頭もキレる。
エリートの左近とはみ出しものの右近&牛山の三人が流浪のロボットのロボオを拾ったところから、彼らの運命は劇的に変わり始めるが。。。
ってお話。
ロボオはきちんとロボット三原則(byアシモフ)に乗っ取り、人には危害を加えず、主人と認めた右近には忠実。
ロボオはロボットとしてではなく、ロボットのコスプレした人間として暮らしているところがおかしくて、それがまた様々なトラブルを産むことになる。
だからなんなの?
的なシーンも多く、ストーリー的にもあっちこっちに脱線する。いや、むしろ脱線だらけのストーリー。
劇的に盛り上がるシーンは少なく、淡々と描かれるので、退屈な人には退屈かも。
僕はなんだか右近も牛山もそしてロボオもいとおしくて、なんかちょっとツボにハマった作品でした。
しかし、グチグチ文句いいながらやってきて、客に説教した挙げ句、金だけ奪ってすることせずに逃げようとするデリヘル嬢の役を演じた人が適役過ぎて、これもまたツボでした。
ああいうのに関わらない人生を送りたいもんです(笑)