ぱるみ

泣き虫しょったんの奇跡のぱるみのネタバレレビュー・内容・結末

泣き虫しょったんの奇跡(2018年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

豊田利晃監督の『青い春』は、秀逸だったなぁ。
新井浩文が、お手洗い🚹で、アレを握ってしまうシーンがなければ、DVDほしいくらい。

ミッシェルガンエレファントの『赤毛のケリー』お風呂で爆音で、背中ゴシゴシ洗いながら聴いてたら苦情が来て怒られた。しょぼん…

豊田監督の作品『空中庭園』もそう言えば鑑賞していて、なんだか、クスリでキメテルような画面が出てきて、作風変わったのかな?って、思ってたら過去に、覚せい剤所持で、逮捕されてたんや。

監督自身も、瀬川昌司さんの生き方に感銘したんやろなって、思う。
年齢で縛られて、夢が閉ざされそうになっても好きなもんは、好き。
松田龍平演じる瀬川さんの生き甲斐は、将棋。

一度挫折したけれど、監督の生き甲斐は、映画。

この先どうするんだよ。食っていけねーよ。
サラリーマンは、世間は、そんなに甘くねーよって。

瀬川さんの青春は、将棋一色で、『好きこそものの上手なれ』なんだね。

作品は淡々としているけれど、私には、心に響いてハマりました。

夢破れて、底沼に落ちていく表現も、彼の絶望感を感じたよ。

そしてやっぱり、松田龍平のドアップは、胸キュンだよ。

息子に優しい言葉をかけてくれた亡きお父さんに、涙で語りかける場面。
『僕は将棋に、本気で挑んでなかったんだ。逃げていたんだ』

切なかったなー。

親は死しても、愛は、子供の中に残るんだよ。
ぱるみ

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