一番最初の将棋盤の影の角度が綺麗でした。一番最後のエンドロールがロールじゃなくて潔く名前が並んで表示される様が札が並んでるやつを想像して斬新な感じもしました。
制限ぎりぎりのところまで追い込まれる感じの人生終焉のような自暴自棄の発端にもなりそうな、長らく続く決まりごとって世の中にはいっぱい他にもあるだろうなと思って見てた。あとから続く者たちにとってはいらぬ壁だったりもするのだろうし。そーゆー矛盾する障壁はいつか壊される、新たな道を創る者も現わるって感じかな。
域を超えられないモノの集まり、その中でも上下があるような混沌とした雰囲気のなかでそれぞれの人物像があって地味ではあるけどおもしろい。前を向いて上を向いて！という勝負事ではないから喜びもかみしめる感じで派手さもない。けど、主役級の俳優陣がそれぞれにジワジワ演じておられて、地味にもいろんな地味があるなぁって地味幅が凄いなぁって思いました。
國村隼さんの自転車を漕ぐ姿は、ほかでは見られないのでは?!
