MK

ゆらりのMKのレビュー・感想・評価

ゆらり(2017年製作の映画)
1.8
うーん、とてもいい作品だったし、歳のせいか涙もしたけれど、魂をえぐるようなとか、血の滲むような表現は感じられず、何というか左脳で処理できる小気味の良い感動だった。

後悔や無念をタイムマシンで精算するのではなく、片付けられないままに続けるを続けていくことを情景豊かに描いたものがやはり好きらしい。

あと…ちょっと無理あるよなぁ、あの歳の女の子がお父さんの面影全く覚えてないとか、神様のくだりとかタイムマシンの放り込み方と情報端末の時系列とか…。

まぁ、無理もないか、直近でも海街ダイアリーとか、バースデーカードとか、安直タイムリープ系で過去の後悔を取り戻せてしまう便利な物語が横行してる中で、三本パックなんだから、薄口でも仕方ない。

月曜日の8時の日テレの番組の最後のエピソードを三本立て続けに観たような満足度?
個人的に都合よく科学ぽい概念…にも及ばない残念な理屈で精算、回収しないでほしい。
タイムマシーンに全部押し付けると自分の中で藤子不二雄感が一気に増すし藤子不二雄はもっと凄いと思う。
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