みなりんすきー

レザーフェイス―悪魔のいけにえのみなりんすきーのレビュー・感想・評価

3.5
「ここにいる者は皆将来的に刑務所か収容所行きだ」

「ソーヤー家──お前ら一家を皆殺しにしてやる」


■ あらすじ ■
エリザベス(愛称リジー)は、看護師として、ある精神病院に勤務することに。優秀な院長がいることで有名な施設らしく、リジーは「ここで働くのが夢だった」と話すが、院長は「あまり夢を見ないことだ」と釘を刺す。
ここの施設では患者たちは収容された時から、家族やその過去にとらわれないよう名前を変える規則になっている為、誰も互いの本名を知らない。リジーはある日、会話が苦手なバドという青年と、他の患者たちの中では非常に落ち着いたジャクソンという青年と親しくなる。
だがある日、狂った患者達の脱走に巻き込まれ、ジャクソンやバドと共に、リジーは人質として誘拐される。その道中で、ある狂った家族たちに接触するはめになり……


■ 感想 ■
『レザーフェイス 悪魔のいけにえ』
(『Leather face』)

はいっ、私の大大大大大好きな『悪魔のいけにえ』シリーズ、第8作目っっ!!
「えっ、8作品もあるの!?」と思う人もいるかもしれないけど、あるんですヨ…そして私はガチのシリーズファンなので、勿論全作品観ております。高校生の時からずっと追っかけてます。笑
今回は【前日譚】となっておりまして、今やホラーアイコンとして有名なレザーフェイスの生まれから”そう”なるまでを描いております。これまでにもなんとなーく過去を描く作品はあったんですけど、彼自身の生い立ちを描いたものっていうのは、意外になかったんですよね。シリーズ全部チェックしていなくても楽しめる内容にはなってますが、元祖『悪魔のいけにえ』くらいはチェックしていてほしいですね!
で、今作の感想ですが。ウン、まずまず!!といったところ。
まずグロに関してですが久々にR18がつけられるほど攻めてくれたなと思ったんですが、差ほどグロくないです。いつも通りといった感じ。監督は一応『屋敷女』などを生み出してる有名コンビで、更に我らがホラー映画の天才トビー・フーパーの遺作ともなっている今作ですが、攻めは弱かったなぁという印象。というか、もしかしてもう時代的にあまり攻められなくなってるのかな??そっちの限界を感じてきました最近は。笑 いろいろ表現の問題は厳しくなってるもんねぇ。そう考えると、『テキサス・チェーンソー ビギニング』ってめちゃめちゃ頑張ってたと思う。あれは多分シリーズで最も陰湿でグロいです。それでいて15禁くらいだった気がする。緩い。時代かな、、
そういうわけでグロは微妙だったんですが、ストーリーがかなり良かった◎ので少し評価上げてます。まぁファンとしては、今更生い立ち要らねぇけどなぁというところあったんですが、狂気に満ちたソーヤー家が当時から健在だったことがよく分かったのでその点でかなり満足でした(笑)何より鬼畜保安官の全盛期が見られたことが嬉しかった(笑)目がキラキラしてるね!!当時からよそ者を殺して遊ぶのが楽しくて仕方なかったとみえる!!
んで問題のレザフェスくん。家族に「ジェド」と呼ばれるレザフェスくんなんだけど、収容後は全員名前が変わっている上、収容されて10年以上経ってて見た目も変わっているもんだから、見ているこちらは誰がジェドなのか分かりません。とは言っても、まーー私ほど映画慣れしてしまうと、開始直後にどれがレザフェスか分かっちまいましたよね。一応ミスリードを入れてるつもりなんだろうけど、ちょっと緩すぎる。一瞬で分かりました。だからこそ、彼のレストランでの発言とかは切なかった。まぁ、そうだよね。あんな狂った家族さえいなければね。それでも家族なんだもんなぁ。
そして主人公のリジー、めちゃめちゃ美人。この時点で、「おっ、この映画アタリだな」と確信した私。笑 やっぱヒロインは美人じゃないとねー!ただ彼女、ものすごい善人に見えて結構自己中心的というか、患者守りたいと言っておきながらいざとなったら身一つで自分だけ何度も逃げ出そうとするのよね。エッ置いてくの??と思ったよね。でもまぁ、その辺は人間追い詰められたらこうなるかというリアルさということで、とりあえず理解。ただその「助かりたい」という気持ちが強過ぎて、ああなっちゃったのかもなぁとか。もう少し彼に寄り添ってあげていたら、ラストは少し変わっていたかも…ただあのラスト、結構驚きで、その展開は予想できなかったーー!となったのでここでも評価はプラス。あれは彼なりの最後の愛情…いや愛憎が表れているんじゃないでしょうか。きっと彼にとって初恋だったはず。あんな形でなければもしかしたら2人は…なんて思い描いてしまいますよね。
これまでのシリーズとは違って結構登場人物も増えて、色んなところで結構ドラマが巡らされているので、見ていて飽きることはなかったです。その辺も結構凝っていて、冒頭の若いカップルなんか特に。普通に今までの作品で考えたら、あの2人が今回は犠牲者になるんやろなぁと思うんだけど、まさかの。それで警察官の執着に繋がるのかっていう。展開が多くて面白かったです。

トビー・フーパーが亡くなってしまったのは本当に残念なんですけど、ここまできたらもっとパワーアップして続編を作り続けてほしい。13日の金曜日より長く、そして濃く、13金のようにギャグ回は要らないので(笑)、ジェイソンに負けず劣らず頑張ってほしい!!そう思っているファンは私だけではないはず…(笑)

以上、ビールをお供に、楽しめた映画でした。