フクイヒロシ

リディバイダ―のフクイヒロシのレビュー・感想・評価

リディバイダ―(2017年製作の映画)
4.0
一匹狼の映像オタクのティム・スミットが初めて映画界の大人たちに囲まれて撮った大作がこの『リディバイダー』。

新海誠みたいな感じですかね。
誰にも文句言われないけど助言もなく一人でコツコツ自分の理想を追求してきた男が、「それも楽しいけど、それではダメだ!」と他人と仕事して映画を作ったところオタク性と大衆性のどちらも手に入れた快作に!

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四コマ映画『リディバイダー』→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2037

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ガジェットと言うにはデカいんだけど、自動追跡ドローンがため息出るほどカッコイイ。。
そのCGもものすごいクオリティで、硬さも重みもあるし細かい機構もちゃんと動いていて抜かりない。さすがオタク!

複製世界では一人称視点(ファーストパーソン・シューティングゲームの画面)になる。
単純なんだけどこれを映画館のスクリーンと音響で体感すると、このドローンとの闘いが超怖いし、まぁカッコイイ。。

しつこいくらいにドローンは追いかけてくるけど、「もっと来い!」と思う。ドローンがひとつずつ破壊されていくと爽快感もあるんだけど、ちょっと寂しい気持ちにも。


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考えてみれば主演のイケメン俳優ダン・スティーヴンスが演じるキャラもオタク。

で、守るべき愛する者として登場するのは、普通「妻と娘」なんだけどどう言うわけだか今回は「妹と甥」。
この微妙な設定。。なぜ恋人でも妻でもなく妹(別に近親相姦とかじゃ全然ないよ)。さらに甥…。

この当然のように恋人や妻がいるヒーローへのアンチテーゼが面白いですね。


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藤●竜也のように感情爆発させて泣き叫ぶ人もいないし、『君の名は。』のように〝ボクのキモチわかって〟みたいな感じでベラベラ独り言話す人もいない。

くどい感動音楽もなく、ひたすら人間のエゴと欺瞞を包含したSFアクションを畳み掛けてくる。


ティム・スミットのやりたいことをここまで追求させてあげた映画会社の懐の深さ。しかも成功ですしね。
このクールさと言うか、「捨て感」は映画作家としてちょっと特異なものだと思いますよ。



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以下、あらすじ。


エネルギー問題の解決のためにナント「地球を複製してそっちからエネルギーを供給する」ことに成功!

でも実際にエネルギー供給し始めたら地球自体のバランスがおかしくなっちゃったみたいで、でっかい金属(電車とか船とか)が空に吸い込まれる事態に。

で、二つの世界の均衡を取るために、複製世界(エコー)行ってみたらいないはずの人間がいた!
人間も複製されてしまっていた。しかも複製世界の人間たちはなぜか荒々しい。

この不均衡を治さないとどっちの世界も崩れてしまう。
どちらかを破壊しなきゃいけない。
複製世界の人は自分たちが殺させるからたまったもんじゃないし、元の地球の人は当然自分たちが生き残るもんだと思っている。

さて、主演のダン・スティーヴンスはどうするのでしょうか。


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四コマ映画『リディバイダー』→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2037