すがり

リディバイダーのすがりのレビュー・感想・評価

リディバイダー(2017年製作の映画)
1.4
設定はめちゃめちゃ面白そうだったのに。
冒頭でもこれから扉を開くということでワクワクを煽る良い雰囲気だったのに。

映像だけはすごく綺麗で迫力もあって良い。
ただこれほぼPOVなんだよなあ。
多分売りの一つなんだけどこれ映画なのよね。
POVにも良し悪しがあって、今作の場合はどうしてもゲーム画面に見えてきてしまって良くない。
音も話の展開も演技も全部が全部一人称のゲームを連想させる。
これじゃあ入り込めない、操作できないんだもの。

映画の通常の視点と主人公と同化した視点と、それらを行ったり来たりもするからますますどこに腰を下ろして良いのか分からない。

それでいて眺めるだけになっている物語も面白くはない。
エコーワールドとの関係を見てもそこにドラマは無い。
好意的に見てそこにテーマはあるものの、こちらは既にそれで?状態であるしどうしても身が入らない。


話がつまらないのはともかくとして惜しい、惜しいなあと思う。
もうちょっとVRが普及、進化してたなら、これをVRで観ていたなら。


いやその時は他にもっとすごいVR映画沢山ありそうだな……。
すがり

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