今回のパケ借り二作目。
古くから女性に親しまれ生活の一部となっている編み物をアート(ヤーングラフィティ)として取り上げたドキュメンタリー
四人のYARN作家が登場します。
一人目はアイスランドの羊飼いティナ。美しくても役に立つ、実用的なアートと追求していました。羊の群れがもこもこしてて可愛いシーンが多く、哀愁漂う音楽もマッチしてて良い。
二人目は鍵編みアーティスト、オレク。作品の色使いが華やかで明るくてとても良かったです。終盤の全身編み物で纏った人形のような人々が海岸に佇むシーンはとても印象的。
三人目はティルデ。サーカス・シルクールの美術監督です。シルクをモチーフにしたサーカスって不思議な感じがしますが、サーカスの神聖感とロープや布の白が合わさってとても良かったです。
最後は堀内紀子さん。ジャングルジムみたいに子供も登って遊べる編み物のアトラクションが印象的でした。編み物知識だけではなく、子供が乗って飛んだり跳ねたりしても耐えられるように編む知識と技術がとても凄い。
私は編み物はまっったくと言っていい程出来ない人間ですが(汗)編み物の作品を見るのはとても好きです。76分と短いながら内容の密度も満足な作品でした。